長瀬工務店ジー・スィーの天然素材へのこだわり

近年、「シックハウス症候群」が増加しています。家の中を見回しても、新建材やクロス、プラスチック、接着剤など様々な化学製品であふれています。それぞれ利点もありますが、アレルギー疾患の原因をになってしまては元も子もございません。そこで、従来日本人が使用してきた木に着目しました。
日本特有の雨量が多く蒸し暑い夏、乾燥して寒さの厳しい冬など四季折々で全く違った表情を持つ気候を、先人たちは木や土壁など身の回りにある天然素材を有効活用することで過ごしてきました。これら日本の伝統的な天然素材に着目することで、本来の快適な生活空間が創造できると思い、こだわることにしました。


こだわりその1 「調湿作用」「フィトンチッド」など木の魅力を最大限生かす。

木の持つ魅力と言えば、木という素材が持つ柔らかい感触や調湿作用です。天然木をふんだんに使った室内では、木が天然のエアコンとして働き、快適な湿度を保ってくれます。さらに後述しますが、木の香りに含まれるフィトンチッドという物質には、自律神経を安定させる効果やストレス解消の森林浴効果を味わうことができます。
心地よい安らぎと健康的な生活を与えてくれるのです。


フィトンチッドの効果

リフレッシュ

森林浴の爽快感をご存じでしょう。自律神経の安定に効果的といわれ、肝機能を改善したり、快適な睡眠をもたらしたりすることも知られています。

消臭&脱臭

森には悪臭原因となるはずの動物の死骸や枯れ木などが点在しています。それにもかかわらずさわやかな空気で満たされているのもフィトンチッドのおかげ。フィトンチッドには空気を浄化したり悪臭を消す働きがあるのです。こうした消臭作用は、もちろん身近な生活臭にも効果的です。

抗菌&防虫

食品の防腐、殺菌をはじめ、部屋や浴室のカビ、家ダニなどの防虫にも効果的です。また、抗菌作用は人体を蝕む病原菌にも有効。安全な天然物質なので副作用の心配もなく穏やかに作用します。

こだわりその2 現場に合わせた調合を行う珪藻土・土壁

珪藻土とは、海や湖などに生息していた単細胞の植物性プランクトンの死骸が堆積してできた土層から採取される原土です。この珪藻土と糊材として海藻、つなぎにスサ、水を調合することで土壁の元をつくります。もともと珪藻土は多孔質であるため優れた吸着性を持っています。消臭機能や調湿性が高く、断熱性、蓄熱性にも優れます。素材すべてが自然界で手に入るものなので、とても健康的なものです。現場にあった調合を行うので職人の技が必要ですし、きれいに仕上げるのも塗る技術が必要です。ただ、昔から使われていたものなので日本の気候に適した壁です。手間ですが、こだわっています。

こだわりその3 伝統素材の漆喰壁

土壁と同様に、漆喰壁も天然の素材を調合して作ります。漆喰壁は壁に塗ってからだんだんと強度が増していきます。それは、漆喰の主成分である消石灰が空気中の二酸化炭素を吸収して炭酸カルシウムになることで徐々に硬化するからです。乾燥までに時間がかかるなどで最近まで下火になってましたが、シックハウス問題以後は、伝統的な天然素材としてだけでなく、調湿性、ホルムアルデヒドの吸着性、防火、防水、抗菌性、防虫、防カビ、脱臭性を持っているので新素材に見劣りしない機能性にも注目されています。ただ、調合、施工に手間がかかり仕上げも技量に左右されるデリケートな素材です。長年培った技術を生かし、職人が仕上げます。